softbankによる信用情報の誤送信問題が大きなニュースになったことは記憶に新しいことと思います。具体的に何がどうなったのか、影響範囲やその後についてなど、振り返ってみましょう。
経緯はこうです。
softbankの携帯を分割払いで購入されていたユーザーの入金が、滞りなくされていたにもかかわらず「未入金」扱いになってしまい、その情報が信用情報機関に送信さてたことで、前述のユーザーたちが「ブラックリスト入り」してしまった、というものです。
誤送信された信用情報は合計で何と1万6827件にも及びました。
実際のその後のことは個人情報なのでわかりませんが、その後の被害拡大がそこまで大規模になっていないことを考えると、影響範囲は少なかったものと思われます。
ただ、こういった「自分の責任ではないところで誤送信された情報」がもとでブラックリスト入りし、カードローン、自動車ローン、住宅ローンの審査に影響が出ていたとしたら…。
同様の仕組みはdocomo、auの同業他社に限らず、さまざまな業界の決裁手続きで起こりえる問題です。
softbankは自社サービスとしてソフトバンクカードにてカードローンを取り扱っているだけにこの問題は少なからず影響が出てしまっているようです。
今後さらにネット上での決済が拡大していくことを考えると、その精度の高さや透明性などに不安が残りますが、こちらはさまざまな企業努力で改善していくしかないのではないでしょうか。