ライフステージに合わせたり、金融を含む世界情勢の変動などでローンの組み換えをする、という選択肢に出合うことも往々にしてあると思います。
専門家の間でもよく言われるのが3つの条件です。
1:「住宅ローンの残高が1000万円以上ある場合」
2:「返済期間が10年以上残っている場合」
3:「借り換えの前と後で1%以上の金利の差がある場合」
この3つが大事だと言われる理由ですが、ひとつひとつ見ていきましょう。
まず「1」の場合、借り換えにおいては、場合によっては初期コストがかかるケースもあり、仮に100万円程度を見た場合、残額数百万の方からすると乗り換えメリットが見出しにくいです。
次に「2」ですが、住宅ローンの償却期間が10年以上残っている場合、ローンの乗り換え先が十分乗り換え先として妥当と判断された場合には住宅ローン減税の恩恵を受けられます。
そして「3」。これはいわゆるバブルとよばれた時代に、長期固定の住宅ローンを借りた場合が該当します。当時はかなり金利水準の高い時代で、この時代を背景にローンが組まれており、これを最近の安めの金利水準のものに組み換えるだけでも相当な負担軽減になったりします。
ただし、忘れてはいけないのは「1」でも述べたように、乗り換えにはさまざまな経費がかかります。ここで思わぬ出費が発生し、結局換えても換えなくても同じ結果だった、とならないように、金額面をしっかり調べてから実行に移しましょう。